「じゃあ、この子を探してきて頂戴」

「・・・あ?」


渡されたのは、ある女の子の写真だった。


「誰だコイツ。つーか、は?人探し?」


「大丈夫よ。確か貴方の学校の子だったと思うわ」


いやいや話が噛み合ってねえよ。なんで?俺は、俺の失ったモノを探すはずなんだけど。


「ああ、言い忘れたわね。その子が探し物の『鍵』を持っているの」


「それは言い忘れんな!!で?コイツ見付けて俺はどうすればいいんだよ」