いつもはそうならない内に意識が戻るそうだが、なにやら俺はヤバかったらしい。


ので、


馬鹿力で叩かれた訳だ。








「焦ったわ」


「俺は痛かったわ。

つーか、んな危ねえモン無断でやんな!!」




「ごめんって。いつもは大丈夫なのにねぇ・・・」



ヤツはチラリと俺をみて、


「・・・それだけ過去への執着が強いって事よ。」



と言った。