俺は、水上涼子っという名前に、見覚えが、あった。
「はい…」
涼子ちゃんは、小さく、答えた。
「ねぇ!どういうこと!?」
勇作が聞いて来る。

ある日、ファンレターを、読んでいる時、一つだけ、暗い文章を、書いている女の子がいた。
俺は返事を返そうと、何回も、文章を書いた。
だけど、なかなか書けなくて、そのまま、になってしまった。
その女の子が、涼子ちゃん、だった。

「ごめんな!!!俺が、あの時、ちゃんと返事を出していれば、こんなことには…」
深く頭を下げる。
「いいえ、覚えてくださっているだけで、嬉しいです。」
ニコッと笑ってくれた。
「でも…」
俺が言いかけた時に
「はい!これで、どっちもどっちね!!終わり!!和!手続きできた?」
勇作が、強引に、締めくくる。
「できたよ。」
「じゃ。涼子ちゃんが、準備できたら、行くか?」
いいながら、勇作が、涼子ちゃんを、見る。
「あっ!私は、もう、大丈夫です。」
「じゃぁ行くか?」
さっきから行く気満々の、勇作、絶対、部屋荒らすなよ!。
大人しそうに見えて、結構、部屋を物色するんだよ!。
「ああ。」
「それよりさ、車誰か持って来た?」
勇作が、皆を、見渡しながら言う。
「はーい!!、俺!持って来たよ!!」
恭平が、自信満々に、手を、挙げながら言う。
「じゃぁいこうぜー!!」
翔が、言う。

皆で、駐車場で、車を探す、
恭平が、どこに止めたか忘れたらしい…
「あった!」
竜也が、車を指差しながら言う。
皆で車に乗り込む。
涼子ちゃんは、車に乗った途端、夢の世界へ……だいぶ疲れていたらしい。
以外と、病院から、近いのかすぐ着いた。
ってか。人の家、覚えてるのが、凄い…しかも、病院から。
ガチャ
扉を開ける、入った瞬間。
皆が変装を、とる。
俺は、涼子ちゃんを、おんぶしている訳で、手が離せず、とりあえず、ベットまで向かうことにした。
ってか、凄い軽い…大丈夫かな?
そう思いながらも、ドアを開ける、
「おお!和!」
なぜか勇作が、いる。
こえーーー!!
「おお!和!…じゃねーよ!!勝手に入んな!!」
涼子ちゃんを、起さないように、そっと叫ぶ。
「はぁーい…」
こそこそ部屋から出て行く。