「おい!待て、いつまで家にいる気だ?」
そういうと、4人は、固まって会議を始めた。

数分後。
「うーんとね、俺らの気が済むまで。」
勇作が、言うのは珍しい言葉だ。
多分涼子が、家に馴染むまでってことだろう。
「ああ、わかったよ」
今回は腹を括る事にした。

時計の針はもう、7時過ぎ。
さっとご飯を食べて寝る事にした。







翌朝。
「カーーズ!!起きておーい、かーずーやー」
誰かの声で起きる。
「ん……」
薄目で時計を見る。
「5時……?……まだ5時じゃねーかよ!」
起きて声の主を確かめる。
「え?…だって今日、新曲の、発表で朝のニュース出るんじゃ。もう皆起きてるよ。」
恭平が、少し涙目で言う。
「もー和……恭平がせっかく起こしに行ったのに……」
呆れたように翔が入ってきた。
「ご、ごめん……」
謝ると。
「いいよ、じゃ行こう!」
っと、俺の手を引いてリビングに向かった。
皆、勢ぞろいだ。
「ねぇ。涼子ちゃん、どうするの?」
竜也が着替えながら言う。
「ご飯、俺が作っといたから、大丈夫だと思うよ!」
!!!!!!!!
ご飯作ってくれたのは、有難いけど…作ったのが、勇作ってのが……
そっとキッチンを覗く。
え……!?
めっちゃ綺麗だった。
「ああ、それなら俺が片付けといた。勇作酷かったから。」
翔が、顔を出して言った。
「ありがとう!」
勇作と、俺の声が重なる。


「行くよ!」
竜也の、声で皆玄関に向かう。