侑が、出て行った後も涼子は、下を向いて黙っていた。
「新しいクラス。どうだった?」
その沈黙を破ったのは、恭平だった。
「できれば、嘘はつかないで欲しいな。」
優しいけど、怖いような勇作の声。
「…私の事,知ってる人が…いた……前の学校の子と友達なんだって…」
声が震えていた。
!!!!!!!!!
皆、驚いていた。
驚いていたっていうか、大丈夫か?っと言う感じだった。
「大丈夫だった?」
翔が、聞く。
「侑くんが、助けてくれた…から……私、本当に…好きなのかも…」
その言葉を聞いて、ひらめいたのか、恭平が、立ち上がった。
「ねぇ、涼子ちゃんって、携帯持ってるの? 持ってないと不便なんじゃない?、今日見たいに帰りが遅くなるかもしれなし。」
確かにそうだった。
「じゃ、次の土曜に見に行くか?」
そういうと、涼子は、顔を上げて。
「い、いいんですか?」
っと、いった。
「俺らも選ぶの手伝うよ!」