「良いのかよ!事務所に断りもなしで!」
「とりあえず、引き取るだけだ、なんの問題もないだろ?」
そういうもと、勇作は黙ってしまった。
「それでは」
っと先生が帰ってく。
「俺、事務所に、連絡してくるから、先入ってろ」
そう言い、その場を離れる

「もしもし。」
電話をかける。
「はい。」
女の人の声だ。
「山田和也です。社長に、至急変わって下さい」
「はい…」
しばらく、沈黙が、続く。
「はい。私だが」
社長が出る。
「あの、和也ですけど、先ほど、自殺しようとしていた女の子を、助け、その子の両親が、来る時に事故にあってしまい、その子を……引き取る事に、なりました。状況に、よっては、養子縁組をするかも知れません。その時はその都度連絡します。」
そう、一気に言い終え、返事を待つ。
「そうか、そうか、女の子を、助けるなんて、すごいな…お前に負担が掛からん程度に、その子に、愛情を、注いでやれ。」
「っということは?」
「いいだろう。その代わり、仕事に、影響が出た場合には、また、考えるがな、」
「はい!!」
思いもよらない返事に驚きながら返事を、返す。
「んで。その子は何歳なんだ?」
「はい…っと…13歳の中学一年生です。」
「おおー。それは、大変だな、頑張れよ。じゃ…また。」
「はい。」
返事を返すのとほぼ同時に、電話が切れる。
急いで、病室に向かう。