お店に着くが、定員に、明らかに怪しまれている。
だって、女の子が一人と、怪しい男の人が5人だから、…誰でも怪しむと思う。
ハハハッ…
苦笑いを浮かべる。
名前を呼ばれ席に着く。
「どうする？」
竜也が、聞く。
「俺、豚玉」
俺が言うと。
「俺も！」
「俺も！」
っと、次々と手が上がる。
結局全員豚玉だ。

全員で、お好み焼きに、食らいつく。
よっぽどお腹が空いていたみたいだ。

「美味しい！」
ぽわっと、した顔で涼子が言う。
「本当？」
っと、恭平が聞く。
すると、涼子は、うん！っと大きく頷いた。
「ねぇ…涼子ちゃんって、お芝居的なのやってたの？」
勇作が聞く。
「えっと…何もやってないです、親も帰ってくるのが遅くて習い事とかもやらしてもらえなかったんで。」
「そ、そうなんだ…」
言葉が詰まる。
「ねぇ、食べ終わったら俺らのPV撮影現場見に来る？」
竜也が聞く。
「え？。今日だっけ？」
みんなの視線が竜也に、集まる。
「なんが、マネの手違いで今日だったっぽい。」
「マジかよ…」
みんな、唖然としている。
「PVって、なんの？」
翔が、聞く。
「うーんとね、勇気、っとSTARだよ」
「ふ、二つも？」
そんなとは今までで一度もなかった。
「ああ、前STARの、ダンスのレッスン入ったじゃん？それを、忘れないうちにって、まぁ勇作の、方、ダンスとかもないし、多分大丈夫だと思うよ。」
ひとしきり言い終わった所で竜也が、涼子に聞く。
「どうする？」
「いいんですか？…邪魔に、なるなら…」
涼子が、口ごもる。
「大丈夫！！行こっ！」
恭平が、背中を押す。
「じゃぁ…行きます。」
涼子は、そう言って、お好み焼きを食べた。
「ねえ、何時から？」
翔が聞く。
竜也は、メールから、時間を探していた。
「うーんと、あと2時間後から」
「了解！なら、ゆっくりしてから行こっ！」
翔が言った。