うちの会社は求人雑誌を作っていてその求人雑誌を見てここに入った。


元々は事務員のような仕事をしていたが、給料の良い営業に回ることにした。


それを勧めてくれたのも、上司であった京吾だった。


京吾は私よりも19歳年上だが、
若くて良いアイデアを次々に生み出した。



営業経験も豊富で仕事の取り方や、
感じの良いアプローチの仕方を教えてくれた。


私たちは求人しているお店の雰囲気やそこに勤める方々の写真も、
雑誌に載せるのだが、
その写真の撮り方もワンパターンではなく、
例えば工事の片隅に咲く花や景色などの写真を掲載させるテクニックも教えてくれた。