客寄せパンダを過ぎて自分達の目的地に向かう。

でも何かが引っかかって邪魔をする。

「先輩達、遅いっすよ」

籠一杯に放り込まれている余計な物。
また真山が欲しいからポイポイ入れたのだろう。

疲れきっている忍の訳も理解する。

真山に「返してこい」と籠を渡して本来、目的のコーナーには沢山の種類があるのに若干、引いてしまう。

「1つは面白くねぇ。
1人1人、ちげぇ方が面白いと思わねぇか?」

「楽しそうっすね!
でも急にどうしたんっすか?
松橋先輩って一番嫌いそうな感じなのに」

「何かあったんっすか?」と心配そうに見遣る忍と商品に不思議な目で食いついている篠原。

「祭なんだから楽しまねぇとな」