いや、問題はそこじゃねぇだろ。立ち聞きしてる事だろ。

「優しい後輩が聞いてあげますけど伊崎だったらどうすんだよー」

ごく当たり前のようにソファーに座る伊崎は何か偉そうだ。

「あ?んな事をほざいた奴をぶっ殺せばいいだけの話だろ」

お前ならそうだろうな。
何かを期待してた私達がバカだった。

「俺が死んだら泣く奴がいるからな」

ニヤニヤと煙草をくわえながら人の顔を見ている。

「それはねぇな。むしろ喜んでやるよ」

「おーおー、顔真っ赤にして何言ってやがる」

「最終的にノロケっすか」

話を振った忍は聞かなければ良かったと溜め息を吐いた。




●end……………?……●