「人が恋しいんっすかね」

「あー、犬だもんね」

「てめぇら、ぶっ殺すぞ」

ギャイギャイ騒ぎ出した3人を無視して篠原は買ってきた昼飯を袋から出していた。

すでに串の刺さった唐揚げが手に持っている。

篠原を見ていたら目が合ったので真山が言ってきた事を説明した。
ただ面倒になったので篠原に託せば何とかなるだろう。

一通り聞いた篠原は口に含んだ食べ物を飲み込んだ。

「お前は、したいのか?」

「どうしたらいいんだ?」

質問を質問返しした真山に篠原は片方の眉を吊り上げただけだった。