頭を殴られたのが意外とダメージくらってる。
あと何人だ?持つかな?

先輩だったら頭殴られても屁でもないだろうな。

「何笑ってんだテメェはよ!
自分の状況考えろ!!」

思いっきり腹を蹴られた。

やべぇ、顔に出てたみたい。
俺って危機感ないな。

急にざわめき出した視線が俺ではなく後ろを振り返ろうとする瞬間、今まで俺とやりあってた他校の連中が倒れている。

先輩達が来てくれたのかと目線をあげる。

「…そ、草太さん」