「俺、測りたい!」

子供のようにはしゃいでんのは真山だ。
こういったの好きだもんな。

祥太も案外、乗り気で「どんぐらい?」と楽しんでいた。
忍にしつこいぐらい呼ばれて渋々、測ることになった。

「祥太さんが一番高いっすね。185センチもありますよ!」
順番に忍は挙げていく。

次に高いのは181センチの真山。これには多分、外見だけ成長して中身だけ成長しなかったパターンか。と声を出さずとも誰もが思った事だ。

あえて満面な笑顔で言いやがったのは祥太だ。

真山は、それにたいしてわかっていなかった。鈍感なのかバカなのか…。