松橋先輩は、それから話を続けてくれた。

争っていた3年が卒業になり、先輩が忍海高の頭に近い存在になっていた。

燐高の草太さんも忍海高と同じ状況でいたそうだ。

これ以上、無駄な血を流さない為にも決着をつけようとなったらしい。

「どっちが勝ったんっすか?」

「篠原」

これを機に燐忍同盟は組まれたって話だ。

「その案を出したのは祥太だ」

関係ない生徒まで被害を受けてるのが我慢できなかったって祥太さんらしいっす。