机一杯に並べられていく料理。

「見た目から美味そうだな」

「そりゃあ、うちの松橋が作ってるからね」

「才色兼備だな」

篠原同様に蕪木も大食いだ。
二人してどんどん口に放り込んでいく。

「祥太さーん、指名です」

「相変わらずモテんな。
少しは、わけてくれ」

「俺は篠原だけにモテればいいんだよ」

それだけ言うと祥太は指名された席に向かう。
篠原は女の子に笑顔で話してる祥太から目を逸らした。

「お前らも相変わらずなんだな」