「祥太も気が気じゃねぇな」

ケタケタと笑う蕪木。
何か食うか?と下っぱ共が自作で作ったメニューを見る。

「ここの料理うめぇぞ」

「まぢか。全部頼むか?」

近くにいた人間を呼んで全部持って来てと頼んだ。
篠原の方に顔を向けると「食うだろ?」と言って来た。

「あれ?草太も来てんのか?
あれが噂の忍くん?」

「可愛いでしょ?」

ふ、と顔を上げると祥太がいた。当たり前のように篠原の横を座る。

「祥太が、この格好許したな」

「今回ばかりはね」

「大人になってやんの」

祥太にわざとらしい言い方で指を指す。