「勝負に勝たねぇといけねぇんだ。
お前らもビラ配り楽しそうにやってたからな。
私らも盛り上げねぇといけねぇだろ?」

ビラ配りは最初嫌だった、だんだん楽しくなってきたのは確かだ。それを何で松橋は知っている?

最初に嫌がる松橋が乗り気な事に引っ掛かっていた。
つまりこれは俺達への仕返しってことか?

「それは俺も同感だな。
見苦しい嫉妬は今回は終っとけ」

「でも、シノ…」

「俺らも楽しもうぜ」

そんな笑った顔で言われたら

「仕方ねぇよな」