「くう……まぃ…?」
頭上で心地の良い声が響きました。
その声の主は、『空苺』を、『くうまい』と、読んだのです。
ぁ…それだ…。
あたしがゆっくりと顔をあげると
そこにはあたしの机を見下ろす、
首を傾げた1人の男の子が居ました。
あたしと目が合うと、
彼は困ったように微笑みました。
*******
教室の隅から男の子の声。
「慎ー!ちょい来いよ!!」
「んー?あぁ、今行くー。」
ゆったりとした口調で答えた、
『慎』と呼ばれる、目の前の彼。
妙に顔の整った、彼。
その彼に、あたしは人生初の恋に落ちたのです。
頭上で心地の良い声が響きました。
その声の主は、『空苺』を、『くうまい』と、読んだのです。
ぁ…それだ…。
あたしがゆっくりと顔をあげると
そこにはあたしの机を見下ろす、
首を傾げた1人の男の子が居ました。
あたしと目が合うと、
彼は困ったように微笑みました。
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教室の隅から男の子の声。
「慎ー!ちょい来いよ!!」
「んー?あぁ、今行くー。」
ゆったりとした口調で答えた、
『慎』と呼ばれる、目の前の彼。
妙に顔の整った、彼。
その彼に、あたしは人生初の恋に落ちたのです。