「姫香ちゃーん!!大丈夫っ!?」

心配そうに走ってきた、私にボールを当てた張本人の千尋ちゃん。

「千尋ちゃん、痛い…。」

「うわー、なんか腫れてる…?ごめんね…。」

「もう、千尋ちゃん。私にボールをパスしたらダメだよ!」

「えぇー。そんなこと言われても…。でも、ごめんね?大丈夫?」

千尋ちゃん、優しいなぁ…。

実はけっこう痛いんだけど、別に平気だし…。