「お、あと残り2つじゃん!」

「だねぇ。じゃぁ、これ終わったらおつかいしてもらいますか!」

「えー、緑もだっけ?」

「もちろん!」




最後の線香花火を残して、蓮と緑はおつかいしてきてもらった。

この場所に、あたしと陸二人っきり。
なんだか照れくさくって、下を向く。




「去年は…陸と緑がおつかいだったね。」

「あぁ、うん。」




…何でこんな沈黙!?
陸はじっとブランコ見つめて何も言わない。

ねぇ。
何…考えてるの、陸?