「せんせー、アレになっちゃて死にそーだから少し寝かせてー」


そう言ってノックもせずに扉を開ける女子生徒。


「いいけど、一時間休んだから授業戻りなさいよぉ」

「はぁい、先生ありがとっ」


言葉とは裏腹に元気そうにピョンピョンと跳ねるように歩き、ベッドへと向かう生徒。



――そう、ここは都内の私立高校の保健室。



私はここの養護教諭。

香川 桃子
28歳
独身(勿論×無し)
彼氏無し


ピチピチお肌の高校生を相手に、養護教諭として働きはじめて5年になる。