大きな窓からフワッと風が入り、彼の柔らかい髪が私の頬を撫でくすぐったい…


………………。



って、私キスされてる?


一瞬にして我に返り、目を見開くとやっぱり綺麗な極めの細かい彼の顔。



「ん…ちょ、ちょっと」



んっ、と彼の体を押すが、彼は男の子。


力ではかなうはずがない。


いくら私が押してもピクリとも動かない彼。



そして離れることのない唇。