「で?俺はなに持てばいいの?」
リビングでお菓子を食べながら話す私たち
「それだけど..楓輝君はこのボストンバックを持って欲しいんだよね」
部屋の隅にあった花柄のボストンバックを指さすと
楓輝君は顔を引きつりながら
「は..花柄..」
ゴメンなさい!!
大きいバックはこれしか無いんです!!
「いや..駄目だったらその...キャリーバックで...「いや..ボストンのするわ」
冷ややかな目線をうけつつも
「ゴメン」
と言葉を出す私
すると楓輝君は眉を下げてくしゃっと笑い
「いいよ」
と言って笑った
不意にきゅんってなっちゃう私たちが憎い
なんか私...今日あったばかりの楓輝君に....
恋...しちゃったみたいです....