「へぇ....。で、キスとかしちゃったわけ?」


「それは結構前に...」


「付き合う前からそんなことしてんのかよ!!
お前、順番間違えすぎだろ」


「あいつが可愛すぎるのがわりぃんだろ」


そうだ。


あいつが可愛すぎるから、手ぇ出したくなんだよ。


「晴、俺もうここから飛び降りていいか?」


新が泣きそうな顔をしながら、立ち上がった。


「そういえば、愛ちゃんとはどうなったんだよ」


「いきなりだな.......」


新はまた、床に腰を下ろした。


愛ちゃんとは、新の彼女。


.........一応。


「別れたよ、ちくしょおおおおおお」


新が急に叫びだした。


「ばっか、俺たち一応サボりなんだぞ!?
あんま大声だすなよ」


俺は軽く新に注意した。


「わりぃ、わりぃ」


「ったく....」


「なぁ、晴。
誰か可愛い子紹介しろよー」