茶は本来、ほろ苦さとその中にある渋味や甘みを楽しむモノだと土方は思っていた。



しかし、美桜里が入れて来たは甘いような、苦いような、渋いような、酸っぱいような、辛いような…。



はっきり言って、マズイとしか言いようがない。



「ご愁傷様だな…、山崎」



山崎の律儀な性格を賞し、土方は心の中で合掌するのだった。