「あっ俺読んでますよ」 「そうなの?! 嬉しいわ!! それでなんだけど、モデルやってくれないかしら?」 こ、これは……スカウトっていうやつじゃ…!! 「凄いね! モデルさんなんてカッコいい」 「俺したいです!」 「本当? …あら? そちらの本読んでる彼は?」 工藤君が顔を本から上げた。 「是非、あなたもモデルやってくれないかしら? 2人ともカッコいいし、すぐ人気でるわ!」 あたしもそう思う。