俺は要をギロッと睨んだ。


「時雨、行こうぜ」



「ん、…あぁ」



最近毎日、毎日、太陽に付き合って廊下を歩き購買まで行く。



女子が五月蝿いから出たくないんだけど…
早乙女の顔を見れるチャンスだから。



あの雨の日以来喋ってない。



太陽が笑うと早乙女も笑っていて…
俺へ向けられてないと思ってもその笑顔はすごく可愛くて、
心臓がうるさくなる。



俺、やっぱり病気か?