「じょ、冗談だよ……あははー……」



「遠慮しなくてもいいですよ……?」



あたしが一睨みして構えると男たちは逃げて行った。



久しぶりに投げたけど、案外投げれるもんなんだな~。



「あ、あのっありがとうございました!」



「あ、いいですよ。あたしが勝手にしたことなんで、気にしないで下さい」



女の子はペコリと頭を下げてから駅の中に入って行った。