「俺と二人っきりで帰ろう! 」



帰るくらいなら別にいいし…。



あたしはうんと返事をした。



「じゃあ掃除頑張ってー」



手をひらひら降りながら太陽君はいってしまった。



二人っきりか…ってことは時雨君はいないのか。



この前3人で帰った時楽しかったんだけどな。



「掃除…しなくちゃ」



あたしはほうきを手にして掃除を始めた。