「だってアレ絶対高いし…悪いよ」



太陽君はふぅ~っと溜め息をついた。



「じゃあ俺のお願い聞いてよ、それでいいから」



お願い…?



「それはどういう…」



腕を組んで壁に寄りかかりうーんと考える太陽君。



そんな姿も様になっていた。



「じゃあ、まずいっこめ…」



あたしはゴクッと唾を飲み込む。