理事長室からでたあたしは太陽君の制服を軽く引っ張った。



「やっぱりだめだよ…太陽君が払うなんて」



「大丈夫だよ、心配しないで?」



心配しないでって言われても…。



アレはあたしが割ったんだし…。



「でもっ…」



太陽君はあたしの後ろの壁に手をついて、挟まれる形になった。



「そこまで言うなら…」