口を金魚みたいにパクパクさせている。



「金なら俺が払うし、俺に免じて許してやって?」



そんなの駄目!
お金は大切なのに!



「だ、だめだよ…あたしが払うよ」



しーっ、とあたしの唇に太陽君の人差し指が触れる。



そしてクスッと笑った後、理事長に体を向き直して



「な、これで文句ねぇよな」



「あ…あぁ…」



理事長に掃除することを条件に目をつぶってくれるって…