「よしっと。いってきまーす!」 わたしは、なにも自慢できることがないごく普通の高校1年生、 「高橋 美麗」。 家は、父と母が交通事故で亡くなってから2年。 今はおばあちゃんと暮らしているものの、気持ちはずっとひとりぼっちで生きてきた。 もう私の事をわかってくれる人は生涯だれもいない・・・はずだったのに。