練習が終わり皆とわかれていつも通り帰宅していると、見覚えのある人物が一人自転車をこいでいた。


よく見ると、高藤くんだった。


"一緒の方向の人いたんだあ〜"


思いきって、声をかけるとびっくりした表情でこっちをみる。


どうやら、高藤くんも一緒方向の人がいたことにびっくりしたらしい。


そのままの流れで一緒に帰る。


あっという間に別れ道に差し掛かり止まって話す。


気がつくと2時間も話こんでいた。


たった2時間の間だったけど、彼の色んなことを知れた。


自転車で40分くらいかかる場所から来ていること

バイトをしていること

このバレーを始めたきっかけ

医大を目指していること




人を見た目で判断しちゃいけないんだな…


私は、その何気ないひと時が楽しかった。