天気のせいか、


かなりすいていてすぐに乗れそうだ。


「何名様ですか?」


「2人です。」


波奈が答える。


サクがギョッとして波奈を見ている。


波奈はいきなり地面にしゃがみこんだ。


「アイタタタ……お腹が痛い。


って、ことで玲衣と先に帰ってるから、


じゃね~。」


出口へ向かって歩きだす。


波奈!! 妙に芝居くさかったけどありがとう。


あたしがんばるからね。