テスト勉強のためでしょ? 期末近いもんね……」 やっぱり……こんなことだろうと思った。 はぁ~。無駄に疲れたな…… 心のため息だったはずが、 口からも漏れていたらしい…… 朱音が心配そうな顔で、下からオレの顔を覗き込む。 しかも、カバンを後で持って、 首をかしげるというオマケ付きで…… 「どうしたの?具合でも悪いの?」