下着をつけて、私はふと要の使っている机を見た。
書類と付箋だらけの、ごちゃごちゃした机。
あんな余裕そうに見えて、やることはやるんだなぁ、と思った。
「・・・・かなめ・・・・・・・・」
努力が滲んだ書類を撫でる。
ベッドとソファ、机と椅子しかない質素な部屋が、より一層虚無感を引き立たせる。
あぁ腰が痛い。
昨日要はあんな事言ってたけど、結局私が襲われたもんだ。
ベッドにダイブしながら、呆然とそう思った。
十一時かぁ・・・・・
今頃、緑さんは憤慨してるんだろうなぁ。
家に帰らない、なんて。
ましてや一週間、私が家に帰るつもりがない、なんて緑さんが知ったら泡を吹いて倒れるだろう。