□ □ □



目を覚ました。

ずきずきと痛む頭を押さえながら、私は体を起こした。


隣のベッドには、要が居ない。


「・・・・・・・・・」


ベッドから足を下ろす。

冷たい床の感触が身に沁みて、身震いした。



扉、には鍵が掛かってた。


出るな、って事かな。



私はカーテンを開けて、大きく伸びをした。


もう昼頃になる都会は、莫大な動力が蠢く。


あ、全裸だった。

私は急いでカーテンを閉めた。