「・・・・いいでしょ?だって、あの日があったから、俺は梓に告白したんだから」
この傷は、その証って言う事で良いんじゃない?
要は暢気にそう言った。
「・・梓が千崎さんに取られるんだったら、」
気に入らない話題になったから、私は要にキスを落とす。
そうだ、一週間。
一週間も、私は要と毎日一緒に居られるのだ。
きっと、要の答えは決まってる。
「私、要の出す答えが分かったわ」
「そう。じゃあ、言ってみてよ」
「それは、まだ。きっと、その時になったら分かるのよ」
要のシャツのボタンを外した。
白い、透き通るような肌が垣間見える。
「・・・・今日は俺が梓に襲われるんだね」
「そう。たまには良いでしょう?」
私は、要の胸にキスを落として、笑って見せた。