カーテンの隙間から射す、眩しい光に目を開けた。


目の前には、秀麗な顔で寝ている、要。


要の胸に寄り添う。



「ん、あ・・・・・・・・梓、起きたの・・・・?」

「ごめん、起こしちゃった?」

「ううん、いいよ」


温かい、大きな掌が肩を抱いた。

要の匂いで一杯になりながら、私はそのまま体を預ける。



「・・・・・起きないといけないね」

「・・・そうね・・・・・・・」


要の綺麗な唇に口付けた。

口を抉じ開け、要の舌に絡ませる。



「・・・・・・・・ふ・・・・・・、」


要の細くなる目と、私の目が合う。