「ねぇ、気持ち良い・・・・・・・?」


甘い声が、鼓膜の中で響く。

首筋を、要の舌が這った。



「っう・・・・・・・・・」



要がベッドに広がった私の髪を、掬った。

細い指に黒髪が絡みつく。



「梓、愛してる」

「私も、愛してる・・・・・・・・・」


ぎし、とベッドが軋んだ。



「っ、あ・・・・・・・・・」


悲鳴しか出ない口を、要が塞いだ。


「ん、・・・・・・・・っく・・・・、」


心拍数がどんどん上がっていく。

要で一杯になって、私が壊れそう。