自分はクラスの皆にとっては、どんな存在なのだろう？


だいぶ生活にも慣れてきて、入学式から３ヶ月が経とうとしていた。


あまりにも友達が出来ないために、親に相談したのちに出たのは

"部活に入部する"

ということだった。
部活に入れば、まず共通の友達ができる。そういう理由だった。

当時、マンガが好きで、よく人物描写を得意としていた私は、小説や漫画、趣味を書く部活いわく文芸部へ入部した。

部室へ行くと、先輩たちが気軽に声をかけてくれたり、１日も経たない内に共通の友達ができたのだった。


…そこまでは良かった。


けれど次の日、誰にも言っていないはずなのに、クラスの皆に文芸部に入っている事がバレてしまっていた。


その頃、私の学年では文芸部は気持ち悪い部活として気味悪がられてきたために、片っ端から部員がいじめに遭うという惨事が起きていた。


そんななか、自分もバレてしまったのだ。


あぁ、もう駄目だ。
そう思った。




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