「そ、れ、わ、ね?…あぁ!先輩!」

今まさに言うって時に…

美樹は嬉しそうに立ち上がって手を振っていて振り返ると堀口先輩がいた。

また邪魔された……





「あれー?三好久々だなぁ」

先輩は優しく笑った。

「えぇ、お久しぶりです」

「お前、サークル来いよー」

「忙しいんですよ」

そう言うと美樹が割ってはいってきた。

「嘘ですよー!久美子ほとんど暇してるのにサークル行きたくないって」

「ちょっ…」

美樹を睨むと美樹はベーっと舌を出した。

「なんでだよー?前はあんなに来てたのに…今だって新入生入って盛り上がってるぞー」



あたしは何か言い訳はないかと考え口を開こうとしたら




「久美子、元彼のこと忘れられないんですよ」




美樹の何気ない言葉が頭にきた。







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