ガンっ!…扉が勢いよく倒れた。




「っ!!離せよ!…てめー許させね…。愛莉から離れろや!!」





「要っ!!」





要が来てくれた。よかった…。助かった。






「ちっ…。來城くん君、言葉づかい荒いね?」






「てめーに俺の名前を呼ぶ権利はねぇっ!俺の親父はここの学校の理事長だからな!」





「え…?…來城理事長の…?…ひぃっ!すみませんでしたぁ!!」





夢坂先生は走って逃げて行った。弱い。…あたしでも今の夢坂先生は弱かったと思う。