泣きながら走った私は、体育館の倉庫室にいた。


戸を閉めるとさっきの映像が嫌でも浮かんできた。



私って・・・・初めから女としてみてもらえなかったのか・・・。


友達・・・。だったのかな・・・。


体育すわりで今までのことを思い出してみた。


諒介と手をつないだこともない。


もちろんキスだってなかった。



なのに・・・なのに・・・なんであの人にはするの・・・?


考えるだけで怒りと涙が私を襲う。


「私・・・決めた・・・。もう恋愛なんて絶対しない・・・。絶対に・・・」