座ったまま私達は話していた。もし、遠くから誰かが見ていてそしたらその人は私達を見て何て思うかな


あーぁ。
自分の気持ち伝えたくなっちゃった。でも、ふられたくないなぁ


そしたらもうここ来れない


「千紗」


「ん?何」


「俺、明日遠くの学校に転校するんだ」


遠くの学校に転校するんだ……
私は少し方針状態になった


「言い残してることとかあったら今、伝えて」


じゃあ、もしふられてここに来れないってなったって明日からはここに来る意味ないんだ


じゃあ、伝えていいかな

「春……あの、 」


「うん」

何で春はこんな晴れやかな笑顔何だろう


「好きでいても良い?」

「好きでいてもじゃなくて、彼女になって」

陽だまりの中、一番の笑顔で私に言う。
でも……


「転校、しちゃうんでしょ?」


「うん、嘘」


え゛……?
私は春のほっぺをムニッと掴んだ。


私のショックを受けた純粋な心を返して
でも私は重大な春の告白を聞き逃すところだった

「彼女になって?」


「うん、そうだよ」


何で、こんな恥ずかしくなさそうに……
あ、ぷいっと私から顔を逸らした。


春のほっぺがちょっと赤く見えたのは本人には 秘密にしておこう