「何ですかは私の台詞よ!
誰だか分からなかったじゃない!」

「……え?何で…。
ああ、眼鏡がないからですか。
……って。
覚えてないんですか?!」

「何を?!覚えてないわよ!
あんたと会場を出たとこくらいまでしか!

て、ゆうか、何なの?その別人ぶりは!
あんた、何でいつもとそんなに顔が違うのよ?!」

改めてじっと見る。
ほんと、分からなかった。

何だか…ものすごく……、
格好いいんだもの……!


冴えない、怒られ通しの、オドオド、オタオタ、のイメージは全くナシ。