高校に入学して1ヵ月あまり…
そんな青春のスタートを私のせいで壊したくない…
私が諦めればいい……
そうすれば葵は助かる
どうせこのまま想い続けてても陸斗はきっと振り向いてはくれない…
ならば自分から身を引いた方が楽
ポタン――――――
冷たい廊下の床に一粒、二粒、三粒と雫が立て続けに落ちていく
あれ、なんで?
私いつも勝手に涙がでてきてる…
気持ちとは逆なはずなのに…
そう……
真逆…のはず……
「―――――っっ!」
涙が止まらない
葵が助かるんだよ?
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