私達は学校へ着くと昇降口前の掲示板に掲載されてるクラス表を確認した



「えっと…き…き…桐谷…桐谷……あった!!」


「俺もあった」


えっ…
ちょっと待てよ…


「同じクラス!?」


「そうみたいだな」


えぇーーっ!!

やだあ~っっ!!


「嫌だな…」


私がボソッと呟くと聞こえていたのか


「何かな!?結衣ちゃん?」


怖い…



だって陸斗は黒いオーラを纏い暗黒の笑顔でこっちをみていたから……


「何でもないですっ!!」


「分かればよろしい」


「ありがとうございます」


私は拝むように礼を言った


めちゃくちゃ怖かった…


それにしてもさっきから周りがうるさいな…


そう思って周りを見渡すと女の子が黄色い甘い声を出して叫んでいた


「キャーっっ王子~!!」


「陸斗様~!!」


そんな声がいっぱい聞こえてくる


うるさい…


それにしても陸斗はやっぱモテるんだな


改めて実感する