「そうだよ」

一応答えておく事にしよう


葵は苦笑いになっていた
そして斗真も同じく苦笑い


私も苦笑いしかできないや


「すごい数の女達…」


ボソッと斗真が呟いた


「ねっ。どこからあんなに沸いてくるんだろ」


葵が聞こえてたのか答える


葵さん……

“沸いて”ってお湯じゃないんだし…


「まあ小学校からだから慣れたよね!」

私が言うと
斗真と葵は笑いながら頷いた


でも斗真も葵と付き合う前はあんな感じだったんだよ


今は可愛い可愛い葵がいつも隣にいるから誰も近付けないってわけ…


でもその分みんな、陸斗のところに行くから言い寄ってくる女の子は倍増


ドンマイだね……